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申し訳なくないはずなのに申し訳ない気分になったとき

本屋に行ってみたら、
なにやら漫画家のサイン会が開かれていた。
遠目にも顔がよく見えたし、
名前も見えた。
でも、その名前を全く知らなかった。

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シムシティを見ている気分になるとき

マンションの工事が毎日着々と進んでいっている。

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まだ人々の中では変わっていないのだなと思ったとき

小学生が、
「あいむそーりー、
ひげそーりー、
こいずみそーりー、
ひげそーりー」
と歌っていた。

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昔はそうでなかったような気もするし、昔からそうだったような気もすること

九月の気温が高い。

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「かまいたちの夜」っぽく予告をしてみたくなったもの

『あした どようび ばなながうれる』

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検索したくなったとき

窓の外から小学生の声が聞こえてきた。
「俺の住所、東京都○○区○○、○−○−○」
と怒鳴っていた。

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いつか旧き良き喋り方だと思う日が来るのだろうと思った有線放送

コンビニに立ち寄ったら有線放送のDJの声が聞こえてきた。
「キャンペーン」を英語っぽく発音しようと努力したらしく、
「きゃんぴょーん」と言っていた。
どう訛っても、そういう発音にはならないと思うのだが、
そのように発音していた。
今でこそそれほどの違和感はないけれど、
きっと30年後に聞いたら、
このころの英語っぽい発音というのは、
要するにカタカナっぽくない発音のことだったのだよなあ、
と懐かしくなるのだろうと思う。

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こうして時は過ぎていくのだと思ったとき

本屋の文芸誌の棚を見に行って、
ふと振り向くと後ろの棚に公募ガイドがあった。
でも、昔文芸誌っぽい綴じ方だった公募ガイドは、
ファッション誌っぽい綴じ方に変わっていた。
中をパラパラと見てみたら、
文學界や群像、スニーカー、小説すばる、電撃
などの昔確かに載っていた小説の公募は、
載っていなかった。

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何かが回復するような気がしたとき

29歳になったので、
Lv.29のドラゴンクエスト3の勇者が、
何の呪文を憶えるのかを調べた。
ベホイミだそうである。

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なぜその医者にかかっているのかが一目で分かったとき

道を歩いていたら、
眼科の中で順番を待っている人が見えた。
顔をマンガ雑誌に近づけて一心不乱に読んでいた。

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一生眠り続けていたかったと思ったとき

マナカナのマナとデートした夢をみた。
楽しい夢だった。
夢から冷めた瞬間に、
それが夢だったと分かって、
とても悲しかった。

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鳴るはずのない音が鳴ったとき

前を歩いていた人がタオルを折りたたんだら、
携帯電話を閉じる音がした。
タオルのような携帯電話なのかと、
一瞬勘違いしたが、
携帯電話の音は後ろから聞こえてきたものだった。

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